ドローンで撮影した河川の画像を、AI技術で解析することで、河川の沿岸に漂着しているごみ量を定量的に評価し、地図上に可視化します。
また、解析を行う際に、静止画と動画を使用することで、それぞれの検出精度や運用上の利点を比較検討し、効率的な調査手法を構築することに取り組みます。
撮影時期: 令和6年11月11日から13日まで
撮影場所: 笹ケ瀬川の両岸 全長各約7キロメートル(今保通学橋から笹ケ瀬新橋まで)
撮影方法: ドローンによる撮影(右岸:動画 約20本、左岸:静止画 2,590枚)
ドローン撮影写真例(赤枠はAIが検出したごみ)
ごみの検出結果を地図上に可視化することで、ごみの分布状況を一目で把握できるようになりました。
また、今回の解析方法は、他の河川等でも再現できる仕組みを目指しており、手順をGoogle Colab上で公開しています。
詳細な手順は、事業報告書に掲載している解析手順をご覧ください。
笹ケ瀬川(左岸)のごみ分布を表すヒートマップ
ポイ捨てされたペットボトルなどのごみが、用水路や河川を通じて海洋へ流出しています。
その流出量を削減するためにも、河川におけるごみの分布状況を調査し、定量的に把握する手法の開発に取り組みました。
本調査で開発した手法では、ドローンで撮影した画像からごみを検出し、ごみの種類ごとに集計するとともに、分布状況を地図上にヒートマップで可視化します。
詳しくは、以下の事業報告書をご覧ください。
年度 | 解析画像 | 掲載ページ |
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2022 | 航空写真 | AIによる河川等のホットスポット把握の取り組みについて |
2023 | 衛星画像 | AIを使って河川流域のごみ調査を行いました |
2024 | ドローン写真 | AIを使って笹ケ瀬川のホットスポットを調査しました |
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