水田では、被覆肥料(※)の肥料成分が溶出した後、被膜殻が水面に浮上し、水田から河川や海洋等に流出する可能性があります。
被覆肥料を使用している場合は、浅水代かきを行うほか、代かきや田植え前の強制落水は避けるなどの水管理を行うことにより、被膜殻をほ場外に流出させないように注意しましょう。
※被覆肥料とは、表面がプラスチック等の殻で覆われている肥料です。
〇畦畔管理(あぜが崩れていないかの確認)
・あぜ塗りの徹底やあぜシートの設置
・水尻周辺を丁寧に踏み固める。
・止水板はあぜより高くする。
〇代かき
・入水時までに田面の高低差をなくす。
・代かきは浅水で行う。
・強制排水ではなく、自然落水で水位を調整する。
〇田植え
・田植え前の落水は行わず、自然落水で水位を調整する。
〇水田外に出さないために
・排水口にネットを設置する。
・水田に浮上した被膜殻をすくい取る。
〇施肥
・樹脂を使用していない肥料や、流し込み液肥の活用を検討する。
・堆肥や緑肥などの有機質肥料の導入を検討する。
・土壌診断やJAの栽培暦等により適正施肥に努める。
・施肥量の削減につながる側条施肥技術の導入を検討する。
添付ファイル
中国四国農政局ホームページ 被覆肥料対策
https://www.maff.go.jp/chushi/seisan/kankyo/hifuku.html別ウィンドウで開く
農林水産省ホームページ プラスチック被覆肥料の被膜殻の流出防止について
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/hihuku_hiryo_taisaku.html別ウィンドウで開く
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