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広報事業 事業レポート 「災害ボランティアネットワーク研修会」

[2025年3月31日]

ID:70798

平成30年7月豪雨をきっかけに発足した「岡山市災害ボランティアネットワーク」では、令和元年以降、登録団体を対象とした研修・交流の機会を毎年設けています。令和6年度は被災者支援に携わる団体が知っておくべき法律や災害時に活用できる制度について学ぶ講座と、大規模災害発生時に市、社協、登録団体が円滑に連携するための図上訓練を実施しました。

■日時:令和6年7月8日(月曜日) 13時30分から16時30分

■会場:北長瀬未来ふれあい総合公園 みはらし会議室(岡山市北区北長瀬表町2-17-20)

■講師:菅野 拓さん(大阪公立大学 大学院 文学研究科 准教授)

■プログラム:

  • 講演「被災者支援に携わる団体が知っておくべき法律・制度について」/菅野 拓さん
  • 情報提供「大規模災害発生時の岡山市及び危機管理室の役割について」/岡山市危機管理室
  • 図上訓練「大規模災害発生時の役割分担について」/ESD・市民協働推進センター

■参加者:22名(岡山市、岡山市社会福祉協議会、岡山NPOセンター、岡山市災害ボランティアネットワーク登録団体)

■参加者満足度:96.4点/100点

■当日の内容:

講師の菅野さんは、都市問題や社会問題などの「やっかいな問題」の解決を一貫したテーマとしており、その観点から災害対応やNPO等の活動を継続的に調査・実践されています。過去に発生した災害と支援制度についての見識も深く、今回の研修では、変化を続ける被災者支援の制度の変遷とその背景をわかりやすく解説していただきました。また、制度の難しさ・限界に触れつつ、それを補完する全国の先進事例を紹介していただいたことで、制度の問題・限界を知るだけでなく、官民の連携と相互補完の重要性を理解することができました。

菅野さん
研修会の様子

次に岡山市危機管理室から岡山市の現状について説明がありました。「災害ボランティアセンター」を管轄する市民協働企画総務課とは異なる役割を担う危機管理室から話を聞く機会はこれまでになかったため、菅野さんによる講義の内容をふまえて、岡山市ができること、できないことなどをより具体的に理解することができました。

最後に「大規模災害発生時のネットワーク登録団体の役割を確認すること」と「ネットワーク登録団体同士の相互理解を深める」ことを目的とした図上訓練を行いました。以下のような内容の模造紙をもとに、平成30年7月豪雨時のタイムラインに沿って、それぞれの組織が(参加者以外も含めて)いつ、どこで、なにをするかを可視化しました。

タイムライン

7月7日(土曜日)7月8日(日曜日)7月9日(月曜日)7月10日(火曜日)7月11日(水曜日)7月12日(木曜日)7月13日(金曜日)
発災当日1日後2日後3日後4日後5日後日後
当時の出来事社協現地訪問

・VC設置場所決定

・第1回情報共有会議

ボラ登録者に

協力要請
災害VC開設

災害VCの

HP開設
私たち


岡山市




岡山市社協






その他の団体(県内)




その他の団体(県外)





岡山県・国





結果として、「それぞれの団体の行動を知ることができてよかった」という感想を多くいただき、有意義な機会となったことが確認できました。

参加者の様子

岡山市では、平成30年7月豪雨災害以降、大規模な自然災害は発生していませんが、平時の備えが重要であるという教訓を忘れず、多くの登録団体が主体的に研修会に参加してくださることに心強さを感じました。ネットワークでは、これからも登録団体の問題意識に応え続けられるよう、学びと交流の機会を企画・提供してまいります。

お問い合わせ

市民協働局市民協働部市民協働企画総務課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1031 ファクス: 086-803-1872

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