
全形 |
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岡山市法界院にある。市指定の文化財である。法界院本堂の前の石段脇にある凝灰岩(豊島石)製の八角燈籠である。現況は二基一対をなしているが、もう一方は江戸時代のものである。おそらく本来は本堂の前に一基立っていたのであろう。
石燈籠は高さ222cm、笠は蕨手のついた六角形で、基礎から中台までが平面円形である。火袋は八面のうち一区に火口、反対側には宝珠形の窓をつくり、他の六区に地蔵を刻んでいる。中台の正面に梵字を刻み、竿には「干時慶長三年(1598)
為□翁道讃禅定門 也 戊戌七月十五日 施主村尾五郎兵衛 敬白」という銘文がある。 |
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